2026.07.13

マウスピース矯正がめんどくさいと言われる理由はなぜ?継続する3つのコツを紹介

この記事を監修した人

KAM Dental OKAYAMA院長 横田元煕

KAM Dental OKAYAMA院長

院長の横田は、矯正治療、特にインビザラインとインプラント治療等を包括した全顎治療を専門としています。大阪大学歯学部を卒業後、奈良県立医科大学口腔外科で勤務し、親知らず抜歯を伴う矯正治療や、口腔外科の知見を活かし患者様の負担を軽減するよう治療の計画をします。

インビザラインドクターであるとともに、MeLoS代表講師、ORTC online講師、水橋保寿堂製薬会社顧問(2024年)などを兼任、また日本口腔外科学会など複数の学会に所属し、専門性と信頼性を重視した歯科医療の提供を心掛けております。

最近人気のマウスピース矯正ですが、ネットやSNSで「めんどくさい」という声を耳にすることはありませんか?
マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と違って目立たず便利な反面、自己管理が求められる治療法でもあり、始める前のイメージが足りないと途中で負担に感じてしまうこともあるかもしれません。

本記事では、マウスピース矯正が「めんどくさい」と言われる具体的な理由や、ストレスなく続けるための対処法をわかりやすく解説します。

マウスピース矯正がめんどくさいと
言われる理由

マウスピース矯正がめんどくさいと言われる理由

「マウスピースがめんどくさい」と耳にすることがありますが、具体的にどのようなポイントが負担になりやすいのでしょうか?
ここでは、マウスピース矯正が「めんどくさい」と言われる主な理由を4つ詳しく解説していきます。事前に理由を知っておくことで、始める前の不安を解消していきましょう。

1日20~22時間の装着時間を守る必要があるため

マウスピース矯正は、1日20〜22時間以上装着する必要があります。
1日の大半をマウスピースをつけて過ごさなければならないため、時間さえ守れば好きな時間に外せるのはメリットである反面、徹底した自己管理が求められます。

もし装着時間を守らないと、計画通りに歯が動かず、治療期間が長引いたり追加の費用がかかりかねません。
実際に、毎日の時間管理を「めんどくさい」と感じる方は多く、それが大きな負担になっている方もいらっしゃるでしょう。

食事のたびにマウスピースを外す必要があるため

マウスピースは、食事のときには必ず外さなければなりません。ワイヤー矯正のように「硬いものや粘着性のあるものは食べられない」といった制限はありませんが、つけたまま飲食するのは避ける必要があります。
マウスピースは薄いプラスチックでできているため、つけたまま噛むと割れたり変形する原因になります。

さらに、歯とマウスピースの隙間に食べ物や汚れが入り込むと、虫歯や歯周病のリスクも高まってしまいます。
そのため、特に普段から間食が多い方にとっては、わざわざ外さなければならない手間を「めんどくさい」と感じることが多いかもしれません。

再装着のたびに歯磨きをする必要があるため

マウスピース矯正中は、必ず歯磨きをしてからマウスピースを装着する必要があります。本来、お口の中は、唾液によって汚れが洗い流され、細菌の増殖を抑える「自浄作用」が働いています。
しかし、マウスピースを装着すると歯全体がぴったりと覆われてしまうため、唾液が歯に触れにくくなり、自浄作用がほとんど機能しなくなってしまいます。

そのため、歯磨きをしないままマウスピースをつけてしまうと、細菌が増殖してしまい、虫歯や歯周病、口臭といったお口のトラブルを引き起こす原因となります。
特に外出先などでは、わざわざ場所を見つけてしっかりと歯磨きをしなければならず、これがかなりの手間に感じる方も多いようです。

マウスピースを管理する必要がある
ため

マウスピース矯正では、マウスピースの毎日のお手入れや管理も欠かせません。マウスピースはプラスチック素材でできているため、細菌や汚れが付着しやすいです。お手入れを怠ると、虫歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、嫌なにおいや着色汚れの原因にもなりかねません。
そのため、毎食後の口腔ケアと合わせて、マウスピース自体もきれいに洗浄する必要があります。

また、外出先や外食時に外した際、紛失しやすい点にも注意が必要です。
ティッシュに包んだままゴミと間違えて捨ててしまった、というトラブルもよく耳にします。保管場所を決めたり、専用のケースを持ち歩くなど、常に管理しておく工夫が大切です。

マウスピース矯正を継続する
3つのコツ

マウスピース矯正を継続する3つのコツ

綺麗な歯並びを手に入れるためには、日々の管理をいかにストレスなく継続できるかが重要です。
ここからは、治療のモチベーションを維持し、挫折せずに続けていくための3つのコツを詳しく解説していきます。

矯正仲間を作る

矯正治療の期間は、短くても数ヶ月、長いと数年単位の時間がかかります。特にマウスピース矯正は自己管理が必須となるため、長期間にわたってモチベーションを維持していくのは簡単ではありません。
1人で治療を続けていると、つい「今日は装着時間が短くてもいいか」「外すのが面倒だから歯磨きをサボろう」など、継続が難しくなる時期もあるでしょう。

そんなときは、同じ目標を持つ仲間を見つけるのがおすすめです。同じように矯正をしている友達を見つけたり、SNSで日々の変化を発信したり、他の方の経過投稿を見たりしてみましょう。
自分と同じように頑張る仲間を見ると、モチベーションを保つ力をもらえるはずです。

治療経過を写真に残しておく

治療を継続してくために、ぜひ試してみてほしいのが「定期的に歯並びの写真を残すこと」です。
矯正治療は毎日ほんの少しずつ歯を動かしていくため、毎日鏡を見ているだけでは、なかなか変化に気づきにくいものです。

しかし、「毎週〇曜日」などと決めて写真を撮影しておくと、過去の歯並びと見比べたときに確実に動いていることを実感できるようになります。
最初は小さな変化かもしれませんが、数ヶ月前の写真と比べると、かなり改善されていることが目に見えて実感でき、続けていくやる気もでてくるはずです。

担当医師に治療計画を共有してもらう

担当の歯科医師と現在の状況や今後の治療計画をしっかりと共有しておくことも非常に効果的です。マウスピース矯正の多くは、治療を開始する前に「最終的にどのような歯並びになるか」をシミュレーションの画像や動画で確認することができます。
「あと何ヶ月でどこまで動くのか」「次のステップではどの隙間が埋まるのか」といった具体的な計画を担当医と確認し合うことで、毎日のゴールが明確になります。

今自分の治療がどれくらい進んでいるのか把握し、不安や疑問があればその都度担当医に相談することで、同じゴールを目指す意識を持つことができ、治療を前向きに継続するモチベーションになるはずです。

マウスピース矯正がおすすめの人

マウスピース矯正がおすすめの人

めんどくさいと言われがちなマウスピース矯正ですが、従来のワイヤー矯正と比べるとお手軽な面やメリットがたくさんあります。ここからは、マウスピース矯正ならではの魅力を分かりやすく解説します。ご自身に合った治療法かどうかをぜひチェックしてみてください。

軽度~中度の歯並びの方

マウスピース矯正が適応となるのは、主に歯並びの乱れが軽度から中等度の方です。
マウスピース矯正は、歯を大きく移動させたり、複雑な動かし方をしたりするのが苦手という特徴があるため、抜歯が必要なほど歯を大幅に動かさなければならないケースでは、マウスピースだけでの治療が難しいことも少なくありません。

一方で、「前歯のちょっとしたガタつきが気になる」「過去に矯正した歯が少し後戻りしてしまった」「すき間を少しだけ閉じたい」といった症状であれば綺麗に治せる可能性が高いです。ご自身の歯並びが適応になるかどうかは歯科医師に相談してみてください。

通院回数を減らしたい方

マウスピース矯正は、治療開始前にゴールまでの治療計画を立てて装置を一括で作製することが多いため、ご自身で1〜2週間ごとに交換しながら治療を進めていくことができます。
歯科医師による調整が従来のワイヤー矯正と比べると少なく済むため、一般的に2〜3ヶ月に1回の通院で進めることが可能です。

また当院では、遠隔モニタリングを活用しているため、3~6ヶ月に1度の通院でお口の状態をしっかりと管理しやすくなっています。
お仕事や学校で忙しく、こまめな通院が難しい方でも無理なく続けられるおすすめの治療です。

矯正中の見た目を気にする方

マウスピース矯正で使用する装置は、透明で薄く、歯とのなじみが良い素材で作られているため、近くで注意深く見られない限り分からないです。
金属の装置を歯の表面に固定する従来のワイヤー矯正と比べると、かなり目立ちにくく、また、装置の着色や変色が気になる場合でも、1〜2週間ごとに新しいマウスピースへ交換していくため、清潔な状態を保ちやすいです。

「周りに気付かれないで歯並びを整えたい方」や「接客などで人と話す機会が多い方」、さらに「見た目が気になりやすい時期の高校生の方」などにおすすめの治療方法です。

矯正中の痛みが怖い方

矯正治療は痛みがつらいというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。歯を動かす時の違和感はゼロではありませんが、マウスピース矯正は従来のワイヤー矯正に比べて痛みが少ないといわれています。
理由として、1〜2週間ごとに装置を新しいものに交換しながら少しずつ歯を動かしていくため、1回あたりに歯にかかる力がとても緩やかなことが挙げられます。

また、装置の表面がなめらかなため、お口の中を傷つけたり口内炎ができたりするリスクが低いことも特徴です。
さらに、どうしても痛みが我慢できないときには、ご自身で少しの間装置を取り外すことも可能です。

金属アレルギーの方

金属アレルギーをお持ちの方にとって、マウスピース矯正は特におすすめの治療法です。従来のワイヤー矯正では、歯に固定する器具に金属が使われることが多い一方、マウスピース矯正で使用する装置は、医療用のプラスチックで作られており、金属を使用していません。
そのため、アレルギーの心配をすることなく治療を進めることができます。

なお、歯並びの乱れが重度であるなど、マウスピースだけでの治療が難しいケースでも、歯科医院によっては、ワイヤー矯正の器具をセラミックやプラスチックなどの素材に変更して対応できる場合もあります。金属アレルギーでお悩みの方も、まずは一度お気軽に歯科医院へご相談ください。

マウスピース矯正を
検討されている方は、
岡山市北区のKAM Dental OKAYAMA
にご相談ください

マウスピース矯正を検討されている方は、岡山市北区のKAM Dental OKAYAMAにご相談ください

この記事では、マウスピース矯正がめんどくさいと言われる原因やその対処法について詳しく解説しました。個々の口腔内の状態やライフスタイルにより、おすすめの矯正方法も変わってきます。

当院 KAM Dental OKAYAMA(岡山市北区)では、インビザラインでの歯列矯正や治療に関する心配事にも歯科医師がお答えし、ご相談にのることができます。マウスピース矯正を検討されている方、どの矯正方法にしようか迷っている方は、ぜひ一度ご相談ください。初診カウンセリングから精密検査、治療計画の立案、治療開始、保定まで、豊富な経験と技術に基づいた診療を提供しています。また、遠隔モニタリングを活用した効率的な治療管理により、無理のない通院頻度で矯正治療を進められるのも特徴です。

患者様一人ひとりの歯並びや骨格に適したプランを提案し、透明性のある診断と治療結果を追求します。インビザライン治療を検討中の方、治療の選択肢について詳しく話を聞いてみたい方は、ぜひKAM Dental OKAYAMA にご相談ください。