2026.07.24

インプラントで起こりやすい失敗4つと対策【インプラント/リスク管理】

デンタルMeンタリングの横田です!

今回は、インプラント治療で実際に起こりうる失敗のパターンを、歯科医師目線で詳しく解説します。

インプラントに興味はあるけれど、 「失敗することってあるの?」 「どんなトラブルが起きやすいの?」 「入れた後のケアはどうすればいいの?」 と気になっている方も多いのではないでしょうか。

動画概要

インプラントの失敗は大きく「インプラント体(顎骨に埋める部分)」と「上部構造(歯として見える部分)」の2つに分けて考えることができます。

インプラント体のロスト

インプラント体が顎骨とうまく結合(オセオインテグレーション)できず、脱落してしまうケースです。

挿入時の回転数・速度や患者さんの骨の状態など複数の要因が絡むため、術者の腕だけの問題ではありません。論文上でも「一定数は脱落するもの」とされており、数パーセント程度の確率で起こりえます。ただし、再手術を行えば90%以上は成功するとされており、費用負担なく再治療に臨めるクリニックも多いです。

術後の炎症・神経麻痺

下顎にインプラントを入れる際、顎内の神経を傷つけると唇まわりにしびれや麻痺が残ることがあります。

術前にCTと口腔内スキャンを使ってシミュレーションを行えばほぼ防げるリスクです。また炎症については、糖尿病やステロイド剤の長期服用など免疫が下がっている状態でのオペはリスクが上がります。ヘモグロビンA1cなどの数値を内科と連携しながら確認し、術前からしっかり体の状態を整えることが重要です。

インプラント周囲炎

インプラントにも歯周病に似た炎症(インプラント周囲炎)が起こることがあります。

天然歯とはブラッシングの方法が異なるため、適切な補助器具の使い方や磨き方の指導が不十分だと、清掃不良から炎症に発展してしまいます。インプラントは「入れたらゴール」ではなく「入れてからがスタート」。術後も3ヶ月に1回程度の定期受診を続け、プロのケアと組み合わせることが長持ちさせる鍵です。

上部構造の破損・噛み合わせのズレ

上部構造(セラミックなど)は工業製品であるため経年劣化は避けられません。

噛み合わせ調整を怠ったり、噛む力が強すぎたりすると割れや欠けにつながります。装着直後は「なんか違う」と感じることもありますが、繰り返し調整することで最適な噛み合わせに整えることができるので、違和感があれば遠慮なく相談することが大切です。

詳しくはYouTubeチャンネル「デンタルMeンタリング」の動画でも解説していますので、ぜひご覧ください!


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