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噛み合わせが気になっているけど治療になかなか踏み込めないでいる、インビザラインで噛み合わせまで治せるのか気になっている、という方は多いのではないでしょうか。
この記事では、インビザラインで噛み合わせの治療ができるのか、インビザライン治療中に噛み合わせが悪くなる原因と対処法についてもご紹介します。ぜひ参考にしてください。

インビザラインは歯並びだけではなく、噛み合わせの治療も可能です。歯の移動を緻密に設計できる独自の3Dシミュレーターを使用し、治療の計画を立てていきますが、見た目の改善に加え、噛み合わせの改善も考慮して治療の設計を作成することができます。
インビザラインは治療の設計段階から治療後の噛み合わせのバランスまでを視野に入れて治療計画に組み込めるのが特徴です。

上顎の前歯が前方に傾斜している出っ歯(上顎前突)は、前歯の噛み合わせに不具合があるケースだけでなく、歯列の大部分の噛み合わせが悪いケースもあります。
前歯が前方に突出していると、その他の歯の位置も理想の位置から少しずつずれることで、全体の噛み合わせにも影響を及ぼします。
受け口は下顎前突・反対咬合などと呼ばれる状態を示します。遺伝的な顎の形態だけでなく、成長段階で下顎を前に出す癖があったり、口呼吸の習慣がある場合にも受け口の原因となります。
下の歯が部分的、あるいは下顎ごと前に突出しており、噛み合わせに悪い影響があります。
すきっ歯は歯科の専門用語で正中離開・空隙歯列と呼ばれ、上下の歯がうまく噛み合わず、前歯に隙間がある状態を言います。
前歯に隙間が空いているだけで、噛み合わせには悪い影響があるとは思えない方もいると思いますが、実はそんなことはありません。噛み合わせに不具合があることで、歯にかかる力が上手く分散されずに一部に負担が集中し、周囲の筋肉が緊張することで頭痛や肩こりの原因にもなり得ます。
叢生(そうせい)とは、歯の大きさと顎の大きさのバランスの不調和で起こり、歯並びがでこぼこしている状態で、乱杭歯となっている状態をいいます。
前歯の歯並びがガタガタして見える、というお悩みを抱えて受診される方は多く、日本人に最も多くみられる不正咬合として知られています。叢生の歯並びの多くは、過蓋咬合など他の不正咬合と同時に起こり、噛み合わせに悪影響を及ぼすことがあります。
噛み合わせた時に上の前歯が下の前歯を深く覆っている噛み合わせのことで、過蓋咬合と呼ばれます。放置すると下の前歯が上顎の歯肉を刺激し続けることで歯肉炎が起き、歯茎を痛めるリスクがあります。
また、奥歯の高さが低い噛み合わせになっていることで顎関節にかかる力が過剰となり、顎関節症を引き起こす可能性もあります。
オープンバイトは開咬とも呼ばれ、奥歯を噛み合わせた時に上下の前歯が噛み合わず、間に隙間ができている歯並びのことを言います。噛み合わせが悪いことで食事のしづらさや口の閉じづらさにも繋がります。
開咬の症例の多くが、奥歯の高さが高くなりすぎているのに加え、前歯は前方に傾斜しています。インビザラインで開咬を治療する場合は、奥歯の圧下と前歯の後方への傾斜という2種類の動きを主に利用して歯を移動させていきます。

インビザライン矯正は、歯並びだけではなく、噛み合わせも改善することも可能なことで知られていますが、万が一マウスピースの装着方法が誤っていた場合には、逆に噛み合わせが悪化してしまうことがあります。
インビザライン治療中は、透明のマウスピースをしっかりと歯に密着させるために、チューイーと呼ばれる弾力のあるシリコーン製の補助具をお渡しします。このチューイーを使用することで歯とマウスピースを密着させ歯列と歯の浮き上がりを防止します。歯列にマウスピースがぴったりと密着していることで、歯を動かすための力が設計通りに加わり、治療計画通りに歯が移動するようにサポートする役割があります。
もしもチューイーが正しく使用されておらず、マウスピースの装着が不完全になっていると、歯を移動するための適切な力がかからず、移動がスムーズにできず噛み合わせが悪化することが考えられます。
マウスピースの装着時間が規定よりも不足している場合にも、噛み合わせが悪化する可能性があります。インビザライン治療で噛み合わせを治す際に、マウスピースの装着時間を指示通りに守ることは必須事項です。
1日20~22時間以上の装着を徹底できていないと、計画通りの動きをせず、噛み合わせも悪化しやすくなります。インビザラインの矯正治療を受ける場合は、必ず装着時間を守るようにしましょう。
マウスピースが破損・変形したまま使い続けると、噛み合わせに悪影響がでたり違和感を感じたりする可能性があります。透明のマウスピースは非常に薄く繊細な素材です。装着したまま食事をとったり、無理な力をかけるなどの誤った扱い方をすると、破損したり変形したりすることがあります。
破損・変形したマウスピースを使用すると、治療計画通りに歯が動かずに設計とは異なる動きをしてしまうかもしれません。もし、マウスピースが破損・変形していることに気づいた場合には、速やかに担当の歯科医師に相談をしましょう。
歯ぎしりや噛み締めの癖が強い場合には、歯根の周りでクッション材の役割をしている歯根膜という組織に炎症が起き、その結果噛み合わせに違和感を感じやすくなります。
歯根膜に炎症が起きている状態が続くと、歯が浮いたような感覚や違和感に繋がります。

噛み合わせに違和感を覚えた時は、マウスピースの装着方法・使用時間を守れているか、一度見直してみましょう。インビザライン矯正を受ける際には、マウスピースの装着時間を指示通りに守ることは必須事項です。1日20~22時間以上の装着を徹底してください。
ごく僅かに感じる違和感であればチューイーを正しく使用してマウスピースを装着した上で装着時間を長めにするだけでも改善することもあります。歯科医師の指示通りに使用ができていない場合や、歯とマウスピースがしっかりと密着していない場合には、計画通りに歯が移動せずに噛み合わせの違和感に繋がります。
マウスピース装着時間などの自己管理が難しい場合は、インビザライン矯正よりもワイヤー矯正の方が向いているケースもあるので、治療を開始する前にどんな治療方法が自分に向いているか、担当の歯科医師とよく相談をして決めるようにしましょう。
マウスピースの破損や変形がないかを確認するのも重要なポイントです。もしも破損や変形に気付いた場合には、出来るだけ早く担当の歯科医師に相談をしましょう。口腔内スキャナーで再度記録を取り直し、マウスピースの再作成が必要になることもあります。
噛み合わせに違和感を感じたら、まずは担当の歯科医師に相談しましょう。いつから違和感があるのか、どこか痛みを感じる箇所はあったか、など詳細を伝えてください。場合によっては治療計画を調整し、マウスピースの再作成を行う場合やワイヤー矯正に切り替えることもあります。

当院 KAM Dental OKAYAMA(岡山市北区)では、噛み合わせに配慮したインビザライン治療を提供します。初診カウンセリングから精密検査、治療計画の立案、治療開始、保定まで、豊富な経験と技術に基づいた診療を提供しています。また、遠隔モニタリングを活用した効率的な治療管理により、無理のない通院頻度で矯正治療を進められるのも特徴です。
患者様一人ひとりの歯並びや骨格に最適なプランを提案し、透明性のある診断と最良の治療結果を追求します。インビザライン矯正で噛み合わせの改善をしたいとお考えの方、詳しく話を聞いてみたい方は、ぜひKAM Dental OKAYAMA にご相談ください。最適な治療プランをご提案し、理想の歯並びへと導きます。